曹洞宗安心の要訣

ご本尊さま

わが宗門のご本尊さまは、お釈迦さまであり、本堂の須弥壇の中央に、お釈迦山さまをおまつりしてある。
そして、向かって右側に迦葉尊者を、左側に阿難尊老をおまつりしていることもあれば、また、文殊・普賢の両菩薩をおまつりしていることもあり、更に高祖大師と太祖大師を、お脇立として、おまつりしていることもある。
ただし、お寺によっては、須弥壇の中央に、お釈迦さまでなく、観音さまをおまつりしてあるところもあり、地蔵さまをおまつりしてあるところもあり、ないしは薬師さま、大日さま、阿弥陀さま等々いろいろである。しかし、それはその寺の開創の由来などによるものであるから、厳密な意味においては、適当な機会に、お釈迦きまをおまつりする本堂を、別に建立いたすべきであろということになろう。
仏法僧の三宝

お釈迦さまは、三十五歳の十二月八目に「仏」にお成りになったお方であり、「目覚めたるもの」にお成りになったお方である。
お釈迦さまは、仏に成ると「正法」がおのずから身に具わるものであることを、ふかぶかとご体験になったのである。目覚めたるものになると、「目覚めていないものを、目覚めさせるところの力」がおのずから身に具わるものであることをご体験になったのである。
お釈迦さまは、正法によって「僧伽」を得られ、「本当にうるわしく和み親しむ共同体一を得られ、迦葉尊者も阿難尊者も皆、この僧伽のお方々である。
お釈迦さまは、目覚めたるもの・・・仏にお成りになり、目覚めていないものを目覚めさせるところの力・・・法を身にお具えになり、それによって、本当にうるわしく和み親しむ共同体・・・僧がおできになった。この偉大なことを窮みなくお悦びになり、この仏と法と増との三つ、これこそは人生至上の宝である、最上上の宝であると賛嘆いたされたのである。


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